誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)

2019
PG-13
誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)
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誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)

あらすじ

リー・ウェイジ (ヤン・シャオ) が生まれた母国を離れ、自分自身とその小さな子どものいる家族のために、タイで新たな生活をすることを決意して以来、17年が経っている。この移住は容易ではなかったし、全く新しい生き方には馴染めないままだった。しかし、ウェイジとその妻、アユ (タン・ジュオ)は決して生活を投げ出さず、2人して働いてきた後、素晴らしい報いが待っていた。今や会社経営者となり、広々とした自宅を所有し、熱愛する2人の娘たちの父親となり、ウェイジは自らの生活に十分馴染み、ちょっとした地元の噂話を楽しむだけだが、時にはムエタイの試合も楽しんでいる。そして何と言っても、これまでで1番のお気に入りは、映画を見ることだった。 ウェイジが自らの生活に満足していることと同じほどに、家族にすれば、事態はそれほどバラ色ではない。同級生たちに虐められ、自分の父親と気持ちを通じ合わせることが全くできないウェイジの長女、ピン・ピン(オードリー・ホイ)は、間違いなく悲惨な状態だ。不幸なことに、スチャト(ビアン・ティアンヤン)という名前の我儘な子が、彼女に性的脅迫をしてくると、彼女にとって、事態は比べ物にならないほど悪化する。他にどうしてよいか分からずに、ピンピンは人目を忍んでスチャトと会うことに同意する。しかし、アユはピンピンが何かを隠しているのではないかと疑い、自らの手で何とかしようと決意する。どんな相手でも、自らの大切な娘を傷つけておいて、ただで済むなんて許せないので、アユはわが娘の代わりに、スチャトと対峙する。しかし、ある事故により、アユとピンピンが殺人者となり、アユが良かれと思ってしたことの全ては、台無しになる。 他にどうしてよいか分からずに、母と娘はウェイジに助けを求める。差し迫った法的処罰から、自分の家族を守ろうとして、ウェイジは探偵映画に関する自らの莫大な知識を総動員して、偶然にもスチャトの母親であり、復讐心に燃えている警察署長、ラワン(チェン・チョン)と知恵比べをする。絶望的な立場にある父親は、自らの機知を使って、さらに古い映画を次々と参考にして、不信感を抱いている刑事司法制度から、自分の家族を救うことができるのだろうか。 2015年のインド映画、「ドリシャム」から着想を得た 『誤殺(SHEEP WITHOUT A SHEPHERD)』は、サム・クワーが監督した2019年のスリラー映画 だ。