解放・終局営救

年は1949年。中国は血なまぐさい内戦の最終段階にあります。人民解放軍は、平津戦役で最後の決定的な一歩を踏み出せば、中国北部の多くが共産主義者の支配下に置かれることを知っています。しかし、国民党軍は50万人の強力な軍隊で攻撃にそなえており、戦わずして屈服することはありません。 主要な戦いが激化する一方で、人間ドラマも繰り広げられています。国民党軍の上級兵士であるYao Zhe（ Wallace Chung）は、北平（現代の北京）で兵士の家族の安全を確保する任務を任されています。 しかし、悪巧みをする将校が危険で身勝手な計画を立て、Yao Zheの娘の身を危険にさらします。そのため、Yao Zheはどんな犠牲を払ってでも自分の子どもを救おうとします。 そんな中、Yao Zheは、Cai Xing Fu(Zhou Yi Wei)という中隊長が率いる、大胆不敵な作戦を行う人民解放軍の部隊に出くわします。 Cai Xing Fuは、国民党軍の本拠地への最後の攻撃を前に、その防御力を探るため、少数の兵士たちと一緒に街に忍び込みます。彼は、Yao Zheと思いもよらない協力関係を結びます。 また、Mei Yan（ Zhong Chu Xi）という若い女性が個人的な秘密の任務でその場に居合わせたことで、事態はさらに複雑になります。彼女は、両親を殺した残酷な兵士に復讐しようとしています。 この様々な理由を抱えた人間たちが集まった一団は、戦闘が最終段階に向かう中で、死者の数を減らす手助けができるでしょうか？そして、彼らの真の忠誠心はどこにあるのでしょうか？ 『解放・終局営救』は、Li Shao Hong監督による2019年の中国映画です。