リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン

舞台は、1983年のニューヨーク市クイーンズ区フラッシング。ソニー（ジャスティン・チョン）とスティーブン（ケビン・ウー）は子供の頃からの親友同士。しかし二人の少年期は粉々に破壊されてしまう。「青龍（グリーン・ドラゴン）」という人身売買ギャング組織に目を付けられ、無理やり構成員にされてしまうのだ。悲惨で恐ろしい入団儀式を体験させられる。抜け出したいとは思うが恐怖には勝てず、運命に身をゆだねてしまい、組織やボスたちの言うがままとなる。ボスの中に冷酷で狡猾なポール・ウォン（ハリー・シャム・ジュニア）がいる。10年が過ぎようとした頃には、二人ともギャングの序列の中で名を知られた大物となっている。グリーン・ドラゴンは対立するアジア系ギャング「ホワイト・タイガー」との抗争に巻き込まれる。しかし悲劇が起こる。スティーブンが誤って無実の通行人を殺してしまうのだ。一連の出来事の口火が切られることとなり、グリーン・ドラゴンは永遠に葬り去られそうな気配だ。 しかし事態はさらに複雑化する。ソニーはグリーン・ドラゴンの仲間の娘に恋をする。一方で殺人事件解明に燃える警官とベテランFBI捜査官が、グリーン・ドラゴン壊滅作戦を開始する。様々な問題がヤマ場を迎えるなか、ソニーとスティーブンのギャング人生はどうなるのだろうか？死ぬまで抜けられないのか、それとも逃げ道が見えてくるのだろうか？ 『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』はアンドリュー・ラウ・ワイ・クンとアンドリュー・ローの両監督が手掛けた2014年公開のアメリカ映画。