ラスト・ソルジャー

中国の戦国時代（紀元前475年～227年）、梁と衛の軍が激突し、血生臭い戦いの末、死体が散らばる戦場にたった2人が生き残った。偽の矢を使って死んだふりをするのが得意なベテランの兵士、人呼んでビッグ・ソルジャー（ジャッキー・チェン）。そして戦闘で傷を負った衛の若い将軍（ワン・リーホン）。ビッグ・ソルジャーは、将軍を捕まえれば、敵対する梁から身代金を要求できるだけでなく、名誉除隊を期待でき、その褒美で幸せに暮らせると考える。 ところが、馬を1頭しか持たない奇妙な二人組にとって梁への旅は困難の連続だった。将軍もビッグ・ソルジャーと一緒に行きたくないと言う。さらに悪いことに、道中には山賊やいい加減なペテン師など厄介な連中が絶えない。梁にたどり着ければ富と栄光が待っているはずだが、それは実現するのだろうか。 2010年の中国映画「ラスト・ソルジャー」はディン・シェン監督作品。