この人生は初めなので

2017
PG-13
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あらすじ

家のあるカタツムリが世界で一番うらやましい「ホームレス」ユン・ジホ(チョン・ソミン)と玄関だけが自分の家の「ハウスプア(持ち家があっても貧乏な人)」家主ナム・セヒ(イ・ミンギ)が一つの家に暮らしながら始まる収支打算ロマンス。 30歳のドラマ補助作家ユン・ジホ。家庭では弟に優先順位で負け、職場では薄給と徹夜の業務に苦しみながら誰よりも必死に生きてきたと思っていたがジホだったが、30歳になった今、いざ振り返ってみると何も残っていなかった。 そうして懸命に生きてみても前進しないのなら、現在だけでも幸せに暮らそうという思いからYOLO(You Only Live Once)族となったジホが、さらに悪いことに何の問題もなく住んでいた家から追い出されて突然ホームレスとなってしまう。家を持って生まれたカタツムリが突然うらやましくなった彼女に今一番必要なのは、まさに自分ひとりだけでも横になって寝ることのできる快適な空間だ。 38歳のスタートアップ企業のデザイナー、ナム・セヒ。他人から羨ましがられるほどの職場も家も持っている30代後半の男だが、家は銀行の所有物という笑えない事情がある。30年の長期ローンの沼から抜け出し完全に自分の家にするためには節約に節約を重ねることだけが生きる道だ。 セヒは余っている部屋を貸し出して、その家賃でローンの返済期間を短縮するという合理的な計画を持っている。今は玄関ほどの面積だけがセヒの所有だが着実に借金を返済していつかはハウスプアから抜け出してみせるという彼の野心的な夢は、無事に実現するのだろうか。