あらすじ
カン・ヨハン（チソン）は「悪魔判事」と呼ばれる最高裁の裁判長だ。ディストピアと化した未来の韓国では、彼の言葉が法となるが、彼の法廷はテレビスタジオでもあった。法廷は究極のTVリアリティ・ショーとなっており、視聴者は自称「国民裁判」のライブ放送に参加する。ここでは、欲や腐敗がすべての国民の前で暴かれ、それに応じた刑罰が与えられる。カン・ヨハンは本物の国民の英雄なのか、それとも自らの法廷に混乱の種を撒き散らす悪意のある人物なのか、国民の間では賛否が分かれている。
一方、チョン・ソナ（キム・ミンジョン）は粘り強く知的な野心家で、権力に飢えている。彼女はカン・ヨハンと激しいライバル関係にあり、貧困から這い上がって社会的責任財団の理事になっていた。彼女は政治家や財界首脳と密接な関係を保ちながら、水面下で大きな力を発揮しており、自らの未来像を推し進めようと夢中になっている。彼女はまた、「悪魔判事」の最も後ろめたい秘密を得ることを期待して、彼を目の敵にしている。
この荒れ狂った世界に真の正義を求めて2人の幼馴染が足を踏み入れる。孤児の新人判事キム・ガオン（ジニョン）と警察官のユン・スヒョン（パク・ギュヨン）だ。果たして彼らは陰謀を企むチョン・ソナと「悪魔判事」に立ち向かうことができるのか。
『悪魔判事』はチェ・ジョンギュ監督による2021年の韓国ドラマ。
