あらすじ
10年前、精誠スタジオは上手くいっていた会社で、もう少しで世間に大きな足跡を残せるところまで近づいていた。しかし、残念ながら、この会社の運は、結局それほど長く続かなかった。今や存続の危機に瀕して、この会社とその従業員たち全員が、必死の思いで起死回生のチャンスを探し求めている。とても信じられないことだが、社員たちは偶然ある人物を見つける。その人物の名は、ジン・ユージェン(アーロン・ライ)だ。
鋭いビジネスセンスと、桁外れの経営能力を持った類稀な才能の持ち主、ジン・ユージェンは新しいアートディレクターに就任し、すぐにこの会社の運命を好転させる。この会社を再び偉大な姿に戻すことを約束して、ジン・ユージェンは自分の新たな従業員たちに、守ってもらいたいルールが1つだけあることを伝える。それは、社員同士の交際、恋愛、結婚を禁止するというシングル規約だ。この規約に違反した者は誰でも、直ちに解雇すると発表した後、ユージェンは自らの仕事に取り掛かるが、愕然とした従業員たちは、ユージェンがそのような滑稽な規約を、社内に持ち込むのを見過ごしたくないと拒絶する。
ユージェンが決めた唯一の規約を、当の本人自ら廃止させようと決心して、この会社のキング・オブ・ツンデレ、シー・レイ (ハンク・ワン)が、極めて明確な計画を携えて、この新ディレクターに接近する。しかし、ユージェンの心を和ませようとして、シー・レイは、自らの思惑が危機に瀕していることに気付く。とりわけ、この上司のタフな外見の裏側には、愛を切望する傷ついた心が潜んでいると一旦分かってしまってからは。
愛と癒しのストーリー、『Be Loved in House 約・定～I Do』は、チェン・ピンチェンが監督した2021年のロマンスドラマだ。
